デザイナーとしてもデビューする?
IMALU(いまる)は本名で、明石家さんまさんの座右の銘「生きてるだけで丸儲け」から名づけたらしい。中学を卒業後、カナダの高校に3年間留学し、帰国後は歌手を目指してボイストレーニングに励んでいるそうだ。
4月にモデル・デビューもしている。
ストリート系ファッション誌「Zipper」6月号(4月23日発売、祥伝社)では、Tシャツの企画に金髪のウイッグ姿で登場。
IMALUさんは身長が150cmでモデルにしては小柄だが、磯本美穂編集長は、
「顔が小さいですし、(モデルとしての)ポテンシャルを感じました。『Zipper』を読んでいたということも決め手になりました」
と話している。
今後も同誌に登場する予定だ。
こうしたIMALUさんに、アパレルメーカーから白羽の矢が立った。
ジュン(東京都港区)のレディスブランド「VIS」09年秋冬コレクションで、IMALUさんは3つのパターンのデザインをディレクションする。
1980年代をテーマにしたロックテイストで、スタッズ(びょう)、ラインストーン、スパンコールがついていたり、ゆったりとした作りのオーバーサイズや、袖付けが広いドルマンスリーブなど、同年代にはやったテイストが盛り込まれている。
「IMALUさんのなかで作りたい服のイメージが固まっていて、打ち合わせに雑誌などの切り抜きを持ってきていました。細かな部分まで提案してきますので、IMALUさんのテイストがよく出ていると思います」(広報担当者)
8月10日に専用サイト「VIS×IMALU」が本格的にオープンし、同月末には限定ショップを原宿にオープンする。まずはIMALUさんがデザインした2パターンを販売し、アクセサリーやバッグ、残る1パターンを順次展開する。