「1000円高速」にバス優先案を要望へ 日本バス協会

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   全国のバス事業者が加盟する日本バス協会(加盟2280社)は、マイカーを対象とした高速道路料金の「上限1000円」の割引の適用拡大を、国土交通省が検討していることについて要望書を提出する。2009年6月3日に開かれた高速バス委員会で決めた。急ぎ、要望内容を詰めていく。

   バス協会は「会議では拡大反対の声もあったが、国の施策でもあり阻止できないこともある。ただ、少なくとも渋滞緩和策はとってもらいたい」と話している。具体策として、インターチェンジに高速バスの優先的進入路を設けることやサービスエリア・パーキングエリアでの駐車場の優先確保、渋滞しないような時間帯での割引などがあがった。

   「1000円高速」が適用されたゴールデンウイーク(GW)に、高速バスが渋滞に巻き込まれて大幅な遅延が相次いだことから、バス利用者は大きく減っていた。なかには、所要時間が2倍以上になるケースや到着が10時間も遅れたケースがあり、「公共交通として機能がマヒした」と、バス会社を悩ませていた。5月27日に、九州バス協会(加盟80社)が反対を表明していたが、全国に広がった。

   「1000円高速」については、GWの実施が経済にプラスとなったとの政府の判断から、夏休みのお盆期間や年末年始などの平日に拡大するプランが持ち上がっている。

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