75歳以上のドライバーが免許を更新する際、記憶力や判断力を測定する講習予備検査(認知機能検査)を義務付けた改正道交法が2009年6月1日に施行された。予備検査は免許証の有効期限が09年12月1日以降で、その時点での年齢が75歳以上の人が対象。該当者には警察から通知が届く。
検査は(1)検査日の年月日、曜日、時間を回答(2)イラストの記憶(3)時計の文字盤を描き、その文字盤に指定された時刻を表す針を描く、というもの。検査の結果、記憶力や判断力が低下していると判断されても、免許の更新はできるが、信号無視や一時不停止など特定の交通違反を更新前後に行っていた場合、専門医の診断をうけることになる。認知症とされた場合には免許取り消される。