大手企業は利率1~2%が多い
この異例の金利の理由について、ソフトバンク広報室では
「主幹事証券と協議した上で、日本証券業協会の『売買参考統計値』などを参考に、市場実勢を踏まえた上で決定しました」
と説明する。また、この時期での発行に踏み切った理由については、
「リテール投資家の需要が大きいと見込んだため」
としている。
この「売買参考統計値」とは、国債・市債・社債など、あらゆる債券の価格や利率をまとめたものだ。09年5月28日の資料では、2137銘柄の社債が掲載されているが、大手企業の利率は1~2%のものが多い。ここからも、「ホークスボンド」が、かなりの高利率であることが分かる。
社債は普通預金や国債に比べてリスクが高いとされるが、異例の高利率に注目が集まるのは確実だ。ただ、申し込みは最低100万円から。ソフトバンクでは
「ホークスファンに限らず、どなたでもお買い上げいただけます」
としているが、一般にホークスファンにとって、簡単に手が届くというものでもなさそうだ。