「婚活」の定番はお見合いパーティだが、最近はゴルコン(ゴルフ合コン)、料理合コン、うどん打ち体験、サクランボ狩りとさまざまな婚活がある。出勤前の時間を使って、早朝から「婚活」する「朝婚活」もお目見えした。ランニングやゴミ拾い、といった共通体験をすると、自然とお互いの理解が深められるという。
共通体験をすると、「人となり」がよくわかる?
人気グループ「SMAP」の中居正広さん主演のフジテレビ系ドラマ「婚カツ!」には、ゴルコン、料理合コン、ペット合コンなど様々な活動が登場する。
「ドラマで行われている『ゴルコン』や、料理を一緒に作って食べるという合コンは、実際に行われているものですよ」
というのは結婚情報サービス大手のオーネット広報担当者。
同社では、バーチャルゴルフができるバーでパーティを行ったり、うどん打ち、竹でマイ箸作り、サクランボ狩り、といった体験ができるツアーもある。
もっとも、オーソドックスなお見合いパーティのほうが多いが、こうしたイベントが最近、人気が出てきているそうだ。
参加者は1回につき男女あわせて20人程度と、少なめだ。
イベント形式の婚活には、こんなメリットがある。
「共通体験をすることで、人となりがよくわかることです。また、交流を深めた後でパーティを行うと、話がはずむようです」
忙しいビジネスマンは出勤前に婚活する
「朝婚活」なるものも登場した。
結婚情報サービス、パートナーエージェントは、朝6 時から9 時の早朝の時間帯を利用した婚活を2009年6月19日から始める。マラソンをしながらパートナーを見つける「ランニング合コン」、ゴミ拾いをする「エコん活」などを行う。1 対1 のお見合いや、ビジネススキルアップセミナー、メイクアップセミナーもある。毎週金曜日に開催。
登録者の多くが忙しいビジネスマンで、「朝の時間を婚活に有効利用したい」という要望があったためだ。
広報担当者は、
「出勤前の時間を利用して自己啓発のためのセミナーに参加したり、ジムに通ったりする『朝活』がはやっているので、朝の婚活もありじゃないかと思い、始めることにしました。非会員向けにも朝婚活を広げていきたいですね」
と話している。