「松ちゃん兄」バッシングに怒り 「何も読まずに売名というな」

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「どうしても『松本兄』として見られてしまう」

   岡野さんは、「マスク配り隊」を実施した経緯をこう説明している。

「クラスでひとり、マスクを持っていないから学校に行けないとか、心臓疾患の持病でマスクが欠かせないのに入手できない、とか。1枚のマスクに人が殺到している状況で、本当に困っている人がいるなか、『(自分のサイトで)売ってていいのかな』とは思っていました。それで、『なんとか多くの人に届けたい』という思いで隆博と相談して始めたんです」

   配布予定の1万枚には申し込みが殺到し、その中には「本当に困っている」という声が多数あった。今後、こうした「生の声」を知ってもらうためにレポートも公開するという。そして「売名行為」という声に対しては、

「隆博や僕の過去と未来を見てもらえればと思う。隆博はチャリティーライブや、少子化・若者支援など社会の問題に対し多くのことをやっているし、僕も売り上げを全額寄付するチャリティーイベントを行ってきている。そんな2人が持てるものを出し合って発信する、というのは自然なことだし、今後もプロジェクトの中で証明していきたい」

とキッパリ。

   「追加で1万枚の確保に向け調整中」ともいわれているが、これについては検討中だといい、プロジェクトの活動範囲を狭めないため、今後もスポンサーはつけず活動していく。

   「今回のバッシングを屁とも思わないくらいの意気込みでプロジェクトを進めていきたい」と隆博さんはいう。特に力を入れているのが「親孝行したくなるプロジェクト2009」だ。「親への感謝エピソード」や「親孝行100の方法」を募集し、公開していくもので、こうした一つ一つの活動が、地味でも「社会にピリリと効いてくれたら嬉しい」。

   ただ、複雑な心境もあかしている。「超有名人」松本人志さんの兄であるのは事実で、「弟にも迷惑がかかっているのではないか」と心配しているのだ。

「個人で何かやりたいと思っても、どうしても『松本兄』として見られてしまう。そう呼ばれず、誰にも迷惑もかけずに『松本隆博』として感謝されるようなプロジェクトを進めていきたい。それが、当面の目標です」
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