中古品販売が急成長 「不況」と「エコ」が追い風

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「どこに行っても店があるというようにしたい」

   全国に236店舗を展開する総合リサイクル店フォー・ユー(香川県高松市)は、09年3月期(08年4月~09年3月)の業績が、営業収益184億8400万円(前年同期比1.8%増)、当期純利益3億5900万円(前年同期比32.6%増)と好調だった。

「不況下で中古のニーズが増えていることに加えて、リサイクルの認知度が上がり、(中古品に対する)抵抗感が減っているようです」(広報担当者)

   一方、全国に600店舗を構え、業界大手のハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)は、不況による追い風だけが好調の理由ではない、とみている。

「消費者の環境への意識の高まりが第一にあるでしょう。家電リサイクル法ができて環境が整ってきたこともあって、ここ数年は市場全体が順調に拡大しています。また、不況下で新品より安い中古が売れると言われますが、景気がいい方が中古も売れるんです。新品が売れた方が買い換え率が高まりますし、やっぱり今でも高額の中古に関しては財布の紐が固いですよ」

   同社は2020年までに1000店舗に拡大する。

「600店といっても知名度はまだまだです。コンビニのように、誰もが知っている、どこに行っても店があるというようにしたいですね。そうすれば、もっと気軽に利用してもらえるようになると思います」

と期待している。

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