コンビニでは「死活問題」
この「モスキート」という装置、セキュリティ機器などを扱う「メルク」という会社からレンタルされている。同社の担当者は装置について、「若者がたむろするような場所に設置し、『嫌だな、いづらいな』と思ってもらい、別の場所へ行ってもらう」のが目的だと説明する。英国での調査で安全性も証明されているという。高周波音の届く範囲は最大約40mで、周辺の住民にほとんど影響はない。
日本でもコンビニなどで、採用例がある。コンビニでは店頭に「たむろ」され、大声で騒がれたり、ゴミをちらかされたりし、中には苦情で閉店にまで追い込まれる店もあるという。
今回の足立区の導入を受け、マンションの管理会社、団地の自治会、ショッピングモール、そして地方自治体からなど、「山のように」モスキートへの問い合わせが来ているそうだ。