「不必要な外出は控えるように」と学校が「通達」
一方、遊びに出た高校生達にも一応の言い分はあるようだ。ケータイのSNS「モバゲータウン」の「みんなのニュース日記」には、高校生と思われる人達の反論も出ている。
「あまりにも暇だぞ。自分の学校で感染者が出たわけでもないし、こっちは(インフルエンザ休校の代わりに)夏休みを削られるんだぞ」
「同じレジャーでも、社会人は『○』で学生は『×』という。これは差別としか言いようがない」
「(遊びに行けないのなら)学校行きたい。だって、どうせ補習で夏休みが減るんだから」
こうした生徒達の行動に、学校現場では対応に追われているようだ。大阪の北野高校は09年5月19日、学校のホームページトップで
「24日(日)まで、臨時休校になっています。不必要な外出は控えてください」
と改めて注意を呼び掛け、生徒のいる家庭に連絡網を使って「不必要な外出は控えるように」と「通達」した。
他の高校も「休校中は、不要不急の外出を控えてください。家庭学習をすすめてください」とホームページで呼び掛けている。大阪市教育委員会によれば、小中高の休校は09年5月24日までだが、感染者がさらに増えた場合は休校期間を延長することもあるという。