似てしまったのは「悔しいですね」
「サヨナラ弾 坂本」という見出しを付けた日刊スポーツの整理部は、
「捻らないでオーソドックスに考えると、今日の見出しはこれしかなかったですね」
と話す。
「似てしまったというのは、やはり悔しいですね。今日のサンスポの1面を見たときに『なんだ同じかぁ』と思いましたよ。サンスポさんも同じ気持ちではないでしょうか。ただ、写真を大きくしたという点ではうちのほうが優れています。字数を調整しつつ大胆に写真を使うというのは、パズルみたいなものでテクニックが必要ですから」(日刊スポーツ整理部)
一方のサンスポはどう思っているのか。サンスポ編集整理部は、
「よく見てください。違いますよ。坂本選手の写真も、うちの方が明るくて動きがある絵になっています。また、バットまで写すことによって、今季からグリップ部分にテープを巻くことになった坂本選手の裏話を紹介しました。よく読み込むと、これはうちの勝ちですね」
と負けていない。一見似ているようでも、作っている方にとっては全然違うということなのだ。
ちなみに日刊スポーツによれば、カメラ席で2紙の間に挟まれていたのが読売新聞のカメラマン。7日は休刊日だったので、同日付けの読売新聞夕刊を見てみると、ヘルメット片手にグラウンドを走る、全く別の坂本選手の写真が使われていた。