草なぎ剛さんの後釜として登場した地デジ普及の新キャラクター「地デジカ」。その「地デジカ」を説明する文書の一部が、ネットの百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の「シカ」の項目の丸写しではないか、とネットで騒ぎになっている。民放連は7日現在「調査中」と話している。「地デジカ」を巡っては、ブログへの掲載や、二次創作キャラクターについて「著作権侵害だ」などと主張していただけに、ネットでは「お前はどうなんだ!」といわれそうだ。
「問題があったとすれば速やかに対処したい」
Wikipediaを丸写しにした?
問題になっているのは民放連が2009年4月27日付けでホームページに掲載した「What's地デジカ」の4ページ目。ここでは「地デジカとは」との説明がされているのだが、なぜか、
「シカ科に属する動物である。同類のシカ科にはニホンジカ、トナカイ、ヘラジカなどが属しており、約16 属36 種が世界中の森林に生息している」
「ちなみにカモシカはシカ科ではなく、ウシ科に属する」
などと、一般的な「シカ」の説明が詳しく書かれている。そしてこれらは「ウィキペディア」の「シカ」の項目に書かれていることと全く同じで、ネットで、「無断で丸写ししたのではないか、と思われる箇所がいくつもある」と騒ぎになっている。「ウィキペディア」の記事を引用する場合はその出典を明記しなければならず、明記しないと「GFDL違反」を問われる。
これについて民放連はJ-CASTニュースに対し、視聴者などからの問い合わせが相次いでいるとし、民放連は、
「制作サイドに引用などの実態があったかどうか確認している最中。問題があったとすれば速やかに対処したい」
と話している。
「お前はどうなんだ!」とバッシングが拡大。
「地デジカ」を巡っては、そのキャラクター人気が一気に高まり、個人のブログへの転載や、二時創作キャラクターも多数ネット上に登場している。民放連は「卑猥な使われ方をする例もある」とし、無断掲載には厳しく対応するし、二次創作キャラクターの作成や掲載は認めない、という見解を示していた。これに対しネットでは、公共的キャラクターを使って楽しんでいるだけなのに、それを規制するのはおかしいと反発していただけに、今回の問題では、
「著作権を吠える利権犬連中が自ら違反」
「コピペレポートは大学ですら単位はく奪、または休学の対象となる」
「これはひどい 組織として最低だ!」
などのカキコミが掲示板に出ている。