奄美大島でもダンス音楽を一晩中流す大規模イベント
皆既日食にあわせては各地でイベントも開催される。種子島では「皆既日食」前日の7月21日に実施する。種子島観光協会の担当者によると、詳細はまだまだ検討中だが、アーティストの日比野克彦さんやコピーライターの糸井重里さんらを招いたトークショーを企画している。
「実は7月20日(日本時間では21日)は、アポロ11号が月面着陸した日なんです。種子島といえば宇宙センターがあり、『月に一番近い島』とうたっております。皆既日食も重なる記念すべき時ですから、島全体で盛り上げたい。観光客を出迎えたり、小さなプレゼントを手渡したりもしたいと考えております」
島を売り出す絶好のチャンスだ、と意気込んでいるようだ。
一方、奄美大島では7月16日~24日、野外イベント「奄美皆既日食音楽祭」を開催する。この音楽祭は、いわゆる「トランスレイヴ」と呼ばれるダンス音楽を一晩中流す大規模イベントだ。サイケデリックトランスやダンスミュージックに加え、奄美の島唄や伝統音楽も奏でる。このイベントを企画した「ブランニューメイド」の担当者は、次のように話す。
「世界では毎年どこかで見られる皆既日食の時、野外フェスがよく行われているんです。そこで、日本でもと企画したわけです。音楽祭は夕方から夜中が基本ですが、皆既日食のときには昼間もなんらかのイベントをしたい。もっとも、日食中は音をとめ、みなで見つめることになると思います」