「フィットネスクラブと同じ感覚」で利用する
仕事をやり残しているが自宅には持ち込みたくない、カフェやファミリーレストランでは長居ができない、図書館はすぐにいっぱいになるし夜遅くには締め出される。そんな事情を抱えるビジネスパーソンは少なくない。
六本木ライブラリー事務局は、「自分だけの時間をすごせる第3の居場所として、会費も含め、フィットネスクラブと同じ感覚で使ってもらっています」と話す。
毎日が自宅とオフィスの往復というのも味気ないが、会員の多くは就業後の帰宅途中に利用していて、「通いやすさ」が長続きの秘訣。「いつも利用している人は生活のリズムの中に、うまく組み込んで活用しているようです」(六本木ライブラリー事務局)という。
ビジネスサロンに来て、自らのキャリアアップのための勉強に勤しみ、あるいは仕事を片付けたり、静かに読書を楽しんだり。会員にとっては、日中のあわただしさから逃れて気分を落ち着かせる、「癒し」の空間であり時間なのかもしれない。