「報道ステーション」ランキングは13位
もっとも、今回のアンケートに回答した企業26社のうち、「相互会社」という形式をとっている第一生命と非上場の森ビル以外の24社は、東証1部上場。キヤノン、トヨタ、パナソニック、東京電力などの日本を代表する企業ばかりだ。
WBSが視聴率ランキングに顔を出すことは皆無とも言える一方、経済情報の比重が高いと言われるだけに、これら企業との親和性が浮き彫りになったとも言えそうだ。まだ、アンケートに回答した26社のうち、三井不動産は、8社あるWBSのスポンサーの1社でもある。
また、4位にランクインした「サンデーモーニング」は、
「コメンテーターのバランスが良い」
「1週間の出来事がうまくまとまっている」
といった点がうけており、40~50代男性(平均点1.88点)と60代以上の男性(同1.86点)から高評価だ。
一方、視聴率ランキングでは「常連」とも言える「報道ステーション」(テレビ朝日)は、評価は高くない。同番組は、視聴率ランキング(09年3月30日~4月5日・関東地区・ビデオリサーチ調べ)では「報道」の部では5位だったが、今回発表されたランキングでは13位。ところが、「回答者数順位」と呼ばれる「アンケートの回答対象として、どれだけ多く選ばれたか」をランキング化したものでは、WBSと「おはよう日本」(NHK)に続いて3位。「広く認知はされているもの、あまり推薦したいとは思われていない」という、「報ステ」に対する評価が浮き彫りになった形だ。
なお、第2回目のアンケートは、ドキュメンタリー番組15番組が対象になるという。