グラビアアイドルの谷桃子さんが、テレビのトーク番組で自身のクレーム体験を話したところ、視聴者から「非常識にも程がある」と非難を受け、ブログが炎上した。クレームは電力会社に対してのもので、海外に仕事に行った際に自宅の暖房を消し忘れてしまったが、「その分の電気料金は払う必要がない」という非常識な内容だった。
海外ロケから帰ってみると暖房付けっぱなし
谷さんが出演したのは2009年4月28日放送の日本テレビ系「踊る!さんま御殿」。谷さんは1週間ほど海外ロケに出かけ、自宅に帰ってみると部屋が暖かいため、暖房を付けっぱなしだったことが分かった。谷さんはすぐに電力会社に、
「料金をどうにかしてください」
と電話をした。しかし電話の相手から (谷さんの言っていることは)理解できない、と言われた。そこで、
「私の方が理解できません、と言い返して、30分ぐらい粘って…」
などといったやり取りを紹介した。
このトークで番組の会場はどよめいた。司会の明石家さんまさんは、「たち悪いなぁ、よくないどころじゃないよ」と苦言。お笑いコンビ「麒麟」の田村裕さんは、「ヘタしたらこの話、放送でけへんよ」などと出演者も驚いていた。
このトークのテーマは「最近知った自分のイヤな一面」。谷さんはそんな自分が「イヤ」であり、直したいと思って打ち明けたようなのだが、テレビで見る限り、反省しているようには感じられないとネットで批判が噴出。谷さんのブログに1000を超えるバッシングのコメントが寄せられブログが炎上した。
「ネタでもブラックジョークでも笑えないです」
現在、谷さんを批判するブログのコメントは全て削除されているが、炎上中は、
「非常識にもほどがあります。電力会社にどれだけ迷惑掛けたかわかってるんですか」
「クレーマーは最悪です。ネタでもブラックジョークでも笑えないです」
「自己責任であることを業者にかぶせようとした行為は恥ずべきことです」
などが並んでいた。
東京電力広報によると、今回の谷さんのようなケースを含め、様々な問い合わせや意見が寄せられるそうだ。電気料で不明な点があれば近くの東京電力窓口に問い合わせて欲しい、としている。ただ、暖房を付けていても実際は部屋にいなかった、という申し出に対しては、
「我々は電気使用メーターで料金を算定しておりまして、使用した電気のどの部分が何に使われたかなどは把握できません。相談には応じますが、利用料金からその部分を差し引くということは難しいと思います」
と説明している。
谷さんの所属事務所2TOUCHは、今回の炎上について、「コメントはできません」とだけ話している。