早慶野球部の現役部員にOBを加えた「オール早慶戦」が2009年11月23日、甲子園球場で開かれることがわかった。09年春のセンバツ高校野球では、早稲田実業学校(東京)と慶應義塾高校(神奈川)が初の同時出場を果たし「高校早慶戦」が期待されたものの、慶應高校は初戦で敗退。対戦は実現しなかった。甲子園で早慶戦が実現するのは、1956年以来53年ぶりの上、「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手(3年)の「凱旋登板」も期待されている。関西在住の両校関係者の注目が集まりそうだ。
今回の構想は、03年に東京・神宮球場で行われた「早慶戦100周年記念試合」を機に持ち上がったもの。関西での両校の対決は、1991年(西宮球場)以来18年ぶりで、甲子園での対決は、1956年以来、実に53年ぶり。
現役野球部員に加えてOB3人以上がチームに加わる
「ハンカチ王子」凱旋登板はあるのか
「オール早慶戦」は、現役野球部員に加えてOB3人以上がチームに加わる、というのがルール。早大野球部のエースである斎藤投手が登板した場合、06年の夏の甲子園で母校・早実が初優勝して以来の甲子園での登板となる。
試合開始は13時で、毎日放送(MBS)による関西ローカルでのテレビ中継も予定されている。
チケットは、特別内野指定席と一般内野指定席が両校関係者向けに4月から販売されており、一般向けには、7月にもアルプス席が1万枚発売される。「チケットぴあ」経由で発売され、価格は大人が1500円で、中学生以下が1000円を予定している。外野席の扱いは未定。