麻生首相の朝日新聞嫌い 「説明する必要は感じません」

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   首相官邸での記者団のぶら下がり取材の際、朝日新聞記者から靖国神社への真榊奉納を質問されると、麻生太郎首相は「朝日新聞に説明する必要は感じません」と答えた。朝日新聞に対する取材拒否とも受け取れる発言だが、過去の新聞記事や共同記者会見を見ても、麻生首相は朝日新聞に対し冷たい対応が目立つ。

「人に書いた手紙の内容をしゃべることはありません」

   産経新聞が電子版で2009年4月21日に報じた「『麻生首相ぶら下がり詳報』靖国神社への真榊奉納『朝日新聞に説明する必要ない』」にはこんな様子が書かれている。

   朝日新聞記者が靖国神社問題について質問すると、「まず、自分の名前を言ってから、質問をやってよ」。朝日新聞だと名乗ると、「朝日新聞?あぁ、見ない顔ですね。初めて見る?」。何度も麻生首相に質問していると言うと「あっ、そう」。春季例大祭に真榊(まさかき)を奉納したことについて聞きたいと言うと、

「あの、真榊料を納めるか、そのとき、自分で行くか、理由を朝日新聞に説明する必要は感じませんので、お答えは致しかねます」

とまさに、けんもほろろだ。

   麻生首相の朝日新聞に対する「冷たい態度」は今に始まったことではない。外務大臣だった07年8月14日、イスラエルのリブニ外相との共同記者会見で、朝日新聞記者がリブニ外相に、麻生氏が外相を外れるという噂をどう思うかと聞いたところ、麻生外相は苦笑しリブニ外相に「ignore it(その質問は無視して)」。

   09年4月13日の記者会見では、初めは各メディアの質問に普通に答えていたのだが、朝日新聞記者が社名を言って質問しようとすると「はい?」。オバマ大統領の核廃絶演説について聞き始めると「どこだったっけ?」と社名を聞き返した。朝日新聞です、というと「うん」。オバマ大統領に送った親書の内容を尋ねると、

「人に書いた手紙の内容をしゃべることはありません」
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