「いずみ会」側は議員活動を制限されてしまう、と主張
これを受けて、「いずみ会」の代表・近藤英基さんは、「嘘つき」「単なる無知」などと書き連ねた市長のブログを「名誉毀損だ」として、議会で謝罪を求めたいとしている。「会報では政策に対する疑問を書いた」という近藤さんは、J-CASTニュースに対して、こう話す。
「一つの意見、疑問として市民に知らしめるのが議員活動の一環だと思っています。それを『ウソで塗り固めた』などとブログで書かれてしまいますと今後、議員活動を制限されてしまうことになるのでは、と思うのです」
一方、藤縄市長はJ-CASTニュースに対し、
「第三セクターの設立に関しては2008年9月に決まり、これまでも説明も続けてきたことで、事実無根。議論も尽くしてきたはずです。また、市の事業ですから監査が入るのは当然です。もっとも、本格的に批判してくるならまだしも、一部で都合のいいことを言うのはどうか。事実を積み重ね、責任を持って発言するべきではないか」
と話す。さらにこうも反論する。
「第三セクターの社長は、ほとんどただ働きに近い状況です。面白い事業だ、新しい街作りやコミュニケーションできると意気込んでいます。(会報の書き方では、)市のことを真剣に考えている人に対して、あまりに失礼。そして、いかにも疑惑があるかのように書かれたら、市民はどう受け取るか。これからはじめようとしている事業なのに、不利益になるのではないか」
ただ、会報の配布部数が50部で影響が小さいことから、これ以上は言及しないという。ブログでの表現については、確かに品格という点ではよくなかったかもしれない、と話している。