連休予定「まだなんにも考えてない状態」
もちろん、同じ企業の社員が、次々に書き込んでいる可能性はある。また、全社的ではなく、部分的に16連休を取らせている企業も多いかもしれない。
とはいえ、ミクシィを見ても、少なからぬ企業や社員が16連休に突入する可能性があるようなのだ。
あまり例のない連休の長さだけに、どのように消化してよいやら、悩む人も多い。
「とりあえず本州は混みそうだし、また北海道でも行ってふらついてみようかなぁって思ってるんだけど まだなんにも考えてない状態」(自営業男性)
「前半は海外旅行、後半は飲み会の予定だったけど、さらにそのあとも休みができてしまった。実家にでも帰ろうかな」(男性)
長期休暇ができても、一緒に何かをやる相手がいないという悲痛な告白もある。
ミクシィ日記で、ある技術系の男性が、「16連休!誰か遊ぶ?久し振りに遠出も出来そうだ」と呼びかけたところ、コメント欄では、「遊びたいっす!こっちに金と時間があればですが(・ω・)/」「君が休みでも私は仕事してるだろうけども……w」といった応えが返ってきた。
一方、16連休を取り入れた企業では、せっかくの機会を自己啓発などに生かすことを望んでいる。
従業員2800人のほとんどが休むという半導体製造装置大手のディスコ(東京・大田区)では、「海外旅行、家族サービスなど何をやってもいいですが、有効に使って下さいと呼びかけています。いつ景気が回復するか分かりませんので、それに備えてスキルを身につけるのが理想かもしれません」と話す。また、社員400人余の8割近くが休む予定の工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県)は、「何をするか悩む人もいるかもしれませんが、滅多にない機会ですので、旅行などを計画して下さいと話しています」。
なお、厚労省調査では、最大が14連休で1社。次が12連休の2社。調査は09年1月のため、不況の影響はまだ確認されず、先述した暦の関係で、連休の平均が08年の5.2日よりやや長めの5.5日になっている。