綾瀬はるかさん(23)主演の映画「おっぱいバレー」が2009年4月18日から全国公開されるが、前売りチケットを買う際、「『おっぱい』と口にするのが恥ずかしい」という声が配給会社にたくさん寄せられた。このため、「OPV(オーピーブイ)」という言葉で買えるよう全国の映画館に手配したが、ネットでは「OPVの方が、よっぽど恥ずかしい」というカキコミが出ている。
綾瀬はるかは「おっぱい」連呼した?
綾瀬は「おっぱい」を見せることになる?
「おっぱいバレー」は実話を元に書かれた同名の小説の映画化で、舞台になっているのは1979年の北九州。中学の弱小男子バレー部の顧問になった女性教師と部員との交流を描いている。部員は先生に、「試合で一勝できたらおっぱいを見せる」という約束をせがむ。先生は、見せたくはないものの、生徒達に勝利する喜びを与えたいと悩む。映画の公式ホームページによると、
「おっぱい見たい一心で、がむしゃらに練習に打ち込む。別人のように強くなっていく」
そんな中学生の姿を描いているのだという。
「おっぱい、を平気で連呼できる」が一種の出演条件だったようで、主演女優選びも難航したようだが、人気女優・綾瀬さんに決まり公開にこぎつけた。ただ、ある難題が持ち上がった。それは観客から、前売り券を買う際に「おっぱい」と言うのは恥ずかしい、という意見が配給会社にたくさん寄せられためだ。ネットの掲示板を見てみると、やはり、
「『おっぱいバレーのチケット下さい』って窓口で言うのかよ…」
「拷問だろ…」
「ちょっとボカシて、『おっぱい何とか』って言えば解決」
など「恥ずかしい」というカキコミが出ていた。
そこで急遽、配給会社は全国の映画館に対し、映画のタイトルの頭文字「OPV」でチケットが買えるように手配したのだそうだ。札幌市にある映画館にJ-CASTニュースが問い合わせてみると、
「OPVで前売り券が買えるようになっています。シャイなお客様への対応だけでなく、羽住英一郎監督自身がOPVの名前で広めたい、という狙いもあると聞いています」
と打ち明ける。
「OPV」といって買う人はあまりいない
東映のホームページを見ると「劇場窓口で『おっぱい 1枚』といいづらい方は『OPV 1枚!』でもお求めになれます!!」と書かれている。
ちなみに、羽住監督は「おっぱい」を合い言葉のようにしていて、撮影時も「おはようおっぱい」「お疲れおっぱい」と、語尾に「おっぱい」を付けることをルールにしていた、と映画の公式ホームページに記されている。出演者やスタッフのやる気を掻き立てることが狙いだったようだ。
ただしネットではこの「OPV」、あまり評判がよくない。いかにも「おっぱい」と言うのを避けているのがバレバレで、余計恥ずかしい、という理由からだ。しかも、「OPV」と言って買った際も、窓口で「おっぱいバレーですね?」と復唱されるのも嫌だと考えているからだ。都内の映画館にJ-CASTニュースが問い合わせてみたところ、
「OPVと言って買っていかれる方は、あまりいません」
ということだった。