メンズ化粧品が好調 「こっそりメイク男」実はいる

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メンズメイクは「化粧している」とバレたら失敗

   スキンケアだけではもの足りず、メイクする男性もいる。

   「メンズメイク」を提唱しているメイクアップアーティストの秦みさこさんは、こう語る。

「他人が自分をどう見ているか、またどのように見えるかは、現代を生きる社会人にとっては時に非常に重要になります。メイクアップで他者の視線を受けとめ、それによって自分自身を磨き、よりスムーズに社会に受け入れられる。そこに男性も気づきはじめたのかもしれません」

   秦さんが運営するサイト「trend-cosme.com」では、「ジャン ポール ゴルチェ」といった海外ブランドの化粧品などを販売している。男性客も多く、客の30~40%を占める。売れ筋は、ブロンザー(小麦肌に見せる化粧品)、コンシーラー(目の下のクマをカバーするもの)、アイブロウ(眉)コスメなど。10歳代より、20~40歳代のバリバリ仕事をしている男性こそメイクが必要だという。

   「例えば、仕事で人に会わなければいけないけど顔色がくすんで見える。二日酔いが残っていて顔色が優れない。睡眠不足で目の下にクマができていて疲れて見える。そんな時に役立ちます」

   「男性のためのメンズメイクレッスン」を同サイトで披露している。メイクの手順はこんな具合だ。(1)洗顔後、メイク下地をつける(2)リキッドファンデーションを顔全体に伸ばす(3)ブロンズジェルを重ねて塗る(4)頬を中心にブロンズパウダーで立体感を出す(5)アイラインを入れる(6)眉用ジェルで眉の形に添ってブラシで刷いていく(できれば眉カットをして整える)(7)リップをつける。

   また、「化粧している」とバレたら失敗なので、自然に見えるギリギリのところで抑えるのがポイントだ。

   一方、女性はどう見ているのだろうか。メイクまですると「やり過ぎ」と感じているようだ。トレンドGyaOが10~20歳代の約2000人の女性に「男性が毎日のお手入れで許せないのは?」と題するアンケートを実施し、09年4月2日に結果を発表した。

   許せない第1位は、「ファンデーション」(68%)。「自分の彼氏が塗ってたら絶対やめてもらう」「肌きれいな人がいいけど、地でそうであって欲しい」という否定的な意見が多い。しかし中には、「べつにいいんじゃ? 個人の自由だし」「男でも身綺麗にするのは最小限のマナー&エチケット」「男性のメイク、そんなに嫌じゃないかも」という人もいる。

   許せない2位は「コンパクトミラーの常備」(13%)、3位は「まゆ毛のお手入れ」(6%)となっている。

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