学校内「飲みニケーション」 大阪の校長処分に「なぜいけない」

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   大阪市教委が校内で飲みニケーションした小学校校長を処分したことに、「なぜいけないのか」と疑問の声が出ている。会社ならよくあることで、本音をぶつけ合うにはいい機会ではないか、というのだ。市教委は、公務員が子どもを預かる公共施設で酒を飲むのはよくない、と説明するのだが…。

「民間の会社じゃ、普通だろう」との声

   飲みニケーション。やや古い言葉だが、ぶっちゃけた話をして、人間関係を深めるのにお酒が役立つという意味で造語された。

   それを実践するかのような語り合いが、大阪市平野区の市立小学校で週に1回行われていた。男性校長(57)が2007年10月から08年7月ごろまで、校長室に女性教頭(49)を招き、ビールを飲みながら校内の課題などを意見交換していたというのだ。

   飲むのは、児童やほかの教員が帰った後の夜。校長が缶ビールやおつまみを出勤途中に自腹で買い、校長室の小型冷蔵庫に保管しておいて、1回ごとに1、2本空けていた。

   ところが、08年8月になって、匿名による市教委への通報で校内飲酒が発覚。市教委は09年4月9日、地方公務員法違反の信用失墜行為だとして、校長を減給1か月の処分にしたと発表した。また、教頭については、服務規律に反したとして、文書訓告の措置にした。

   市教委の教職員課では、この処分や措置について、「教育公務員が子どもの通っている公の教育施設で飲酒するのは望ましくない。校長、教頭については、管理職として部下に指導する立場として他に示しがつかないと考えた」と説明している。

   これに対し、ネット上では、処分などに理解を示す声はある。2ちゃんねるなら、「飲み屋いけよ」「学校でやることじゃない」といった書き込みだ。一方で、「勤務時間外ならビールくらいいいだろ」「民間の会社じゃ、普通だろう。 学校だから酒飲むな!は行きすぎ」「他人に知られたらヤバイ情報も有るだろうし、どこがで密会するほうが不自然」といった疑問も噴出している。

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