昼間も香港くらいは行けそう
これを受けて、08年7月には、日本とマレーシア政府が羽田-マレーシア便を週に7便まで運航できる枠を設定。それ以外にも、韓国、シンガポール、フランス、英国、タイ、オランダ、香港、ドイツ、カナダとの間で定期便の開設について合意されている。
昼間については、残りの3万回の枠が割り当てられた。こちらについても、「2000キロ制限」が緩和されている。国交省航空局では
「ビジネス需要の高いアジア路線を展開できるようにした、ということです。距離で区切っている訳でありませんが、最も遠い場合で香港ぐらいを想定しています」
としている。すでに羽田からは、ソウル、上海、香港の3路線が運航されているが、増便が期待できそうだ。
前出の「拡充プラン」、首都圏全体の空港容量を増やすことを目的としたもので、成田空港についても、国際線は3万回増枠されることになっている、それでも、増える量は羽田の半分。今後、「羽田シフト」が進むことは確実な情勢だ。