デート時の食事代は男性がおごるべきなのか、割勘にすべきなのか――こんな不変のテーマが、ネット上では再び話題になっている。男性はどういった行動をとるべきなのだろうか。
「割勘がちょうどいいよね」は33%
話題になっているのは、msn「恋愛・結婚」のカテゴリーで掲載された「みんなの恋愛常識」。第25回のテーマが食事代で、「デートの食事代、どうしたい?」という質問を投げかけた。
それによると、男性の65%が「100%おごってあげたい」、28%が「割勘がちょうどいいよね」と回答した。一方、女性の59%は「できればおごってほしいです」、33%は「割勘がちょうどいいよね」と答えた。調査はサンマリエが運営するサイト「恋のビタミン」内で2009年2月26日~3月4日に行われた。回答数は288件だが、世代層は明かされていない。
この結果に対する女性たちの辛辣なコメントが話題を呼んだ。「おごらない男、どう思う?」との質問に対して、「払わせるのは最低!」「ケチな男は嫌い!」「男としてのプライドをもってほしい」と厳しい言葉が並ぶ。さらに、おごらないのは気がない証拠だとして、「遊ばれてるのかも、と思ってしまう」「脈がないか、ケチな人なのかな、と」といった声もあった。
これに対して、2ちゃんねるなどネット掲示板では反発。「おごりが当たり前だと思ってる子とは付き合わないなぁ」「普通感覚持ってるコなら割り勘で良いって言ってくれるよ」「気のある女以外は当然割り勘」などと書き込まれた。
「私のためにつかってくれた」がうれしい
ところで、実際のところ男性はおごるべきなのか、割勘にするべきなのか。これが問題だ。「オトコ改造.com」を運営するアンフィニィの椎名いさおさんは、「ご馳走すべきだ」と話す。同社は「レディーファースト」を掲げている。
「食事は、素敵な時間を過ごした対価なんです。男性が女性を招待するイメージでしょうか。女性の場合、『私のためにつかってくれた』という、この気遣いがうれしいと思うんです」
椎名さんによると、支払いの際、女性が恐縮するケースもあるが、そんなときには男性が「あとでコーヒーご馳走してね」などとエスコートすべきだ、とアドバイスする。そういった気遣いが、女性側からは「今度は私がおごらせて」というように発展していくのでは、というのだ。
ちなみに、支払いに関して、一番スマートなのは女性がお化粧直ししている間に支払いを済ませる行動だ。レジ前で、やれ割り勘だ、おごりますだといったやりとりは、女性をためらわせてしまう。
「男性は『払ってやるぞ』とか『ありがとうっていってよ』とか、そんな上から目線ではいけませんね。私は、男性はもっと頑張ってもいいんじゃないかと思います。もちろん、そうしたことが、女性とのいい関係にもつながっていくのだと思います」