男性がスイーツを食べ歩き、ケーキバイキングには1人でも行く。コンビニではついついお菓子を買ってしまう――。そんな男性は「甘党男子」と呼ばれるそうで、20~40代男性を中心に急速に増殖中だ。
ケーキバイキングで20個近く食べる
東京赤坂にある「36 CAFE」では午後2時~5時、ケーキバイキングを実施している。通常、1個500円のケーキが、90分1700円で楽しめるとあって、2008年10月のオープン以来、連日にぎわっている。担当者によると、男女比は4:6。20~40代を中心した男性客は、平均17個を口に運ぶ。ちなみに、最高は36個。女性の平均は6~7個という。
東京立川にあるお菓子の家「エミリーフローゲ」。ここでは月2回、ケーキバイキングを実施している。1日のうちに「6時の回」「7時半の回」があり、定員は20人。制限時間は1時間20分で、価格は2600円だ。担当者は、「たしかに、ここ半年くらい、男性客が増えた気がします」と話す。女性客が平均7個を食べるのに対して、男性客は平均20個近くを平らげていくそうだ。
「1年ほど前はほとんどのお客さんが女性でした。しかし、ここ半年くらい、定員のうち4人に1人は男性がいるかと思います。会社の女性の同僚の方と一緒に来たり、中には1人でいらっしゃる方もいたりします」
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」でも2008年頃から、こうした「甘党男子」にまつわる記述が目立つようになってきた。ある男性は「甘党の男から質問! 甘党の男ってどう思いますか?」。彼氏が甘党だという女性は「甘党の男性ってどうですか?」と質問し、次のように続けている。
「先日、彼氏とパフェを食べに行きました。彼は大の甘党だということは、前から知っていました。が、食べだしたら止まらない彼・・・
結局、ビールジョッキ大のパフェを3つも平らげ、まだ『足りない』いうので普通3~4人前の『特大パフェ』を頼んであげたら、見事それも完食してしまいました。恐るべし・・・」
ちなみに、これらに対する女性からの回答は「甘党の男性は大歓迎!」「一緒に甘味を食べてくれる彼氏って素敵だと思います!」などだった。