「2ちゃん」キャラ「やる夫」  NHK一転番組HPから削除

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   NHKが、巨大掲示板「2ちゃんねる」から生まれたキャラクター「やる夫」を番組公式ホームページトップに2009年3月に掲載した。ネットでは「NHK終わったな」「公共放送が2ちゃんに媚びている」など騒ぎになっていたが、09年4月1日にこのキャラクターを削除していた。

「こまけぇことはいいんだよ!!」という吹き出し

「やる夫についてのまとめサイトも登場している」
「やる夫についてのまとめサイトも登場している」

   「やる夫」は文字や記号を使って描かれたアスキーアート(AA)。「2ちゃんねる」で自然発生的に誕生した。見た人をイライラさせるような風貌を持っているため、最初は「2ちゃん」で行われている議論を煽ったり、バカにしたりする役割で使われていた。そのうち08年頃から思わぬ人気者となり、「2ちゃん」には「やる夫シリーズ」なるものも登場。「やる夫が金融機関ではたらくようです」「やる夫がmixiを始めるようです」「やる夫が漫画家を目指すようです」などの「お題」が出て、ユーザーが思い思いに「やる夫」の行動を予想、ストーリーを作ったりしている。

   「やる夫」を掲載したのは、NHKBS2の番組「ザ☆ネットスター」。「2ちゃん」からそのまま転載したと思われるAAは「こまけぇことはいいんだよ!!」というセリフが付けられていた。NHKの番組がホームページのトップに「やる夫」を掲載したことにネットでは驚きが広がった。「天下の公共放送のすることか」「本気で2chに媚びてどうするんだよ」「NHK終わったな」などと否定的意見が多く出ていた。

姉妹サイト