かおる姫太陽光との戦い 日焼け止め剤で「白肌」守れるか

まめに塗り直せば効果を持続させることができる

   そんな心配をよそに、3月30日の公開練習に登場したかおる姫は、白肌が健在であることを見せつけた。

   秘けつについて、

「日焼け止め剤を1日1本弱、使っている」

と明かしている。

   日焼け止め剤は紫外線から肌を守るための化粧品で、乳液タイプ、スプレータイプ、シートタイプなどがある。パッケージに書かれている「SPF」や「PA」といった記号は、紫外線から肌を守る目安だ。

   日本化粧品工業連合会(JCIA)によると、SPFは皮膚を赤くする紫外線UVBの防止効果、PAは黒くするUVAの防止効果を表す。目安は散歩や買い物程度ならSPF10~20・PA+、屋外での軽いスポーツ、レジャーはSPF10~30・PA++、炎天下でのレジャー、マリンスポーツはSPF30~50・PA++~+++、非常に紫外線の強い場所や、紫外線に過敏な人はSPF50~50+・PA+++、となっている。

   しかし、これらの数値はあくまで目安だ。実際、どの程度の効果があるのだろうか。

   JCIAで紫外線に詳しい担当者は、

「ビーチバレーで体を動かすことによってどのくらい日焼け止め剤が取れてしまうか、測定しないとわかりませんので、何とも言えませんね。数値は静止している状態で測った値ですから・・・」

という。

   日焼け止め剤ブランド「ALLIE(アリー)」を展開しているカネボウ化粧品の広報担当者も、

「動く部分はどうしてもヨレてきますので、隙間から紫外線が差し込んでしまいます」

と説明する。

   ただし、まめに塗り直せば効果を持続させることができる、と口を揃える。大変な作業だが、地道な努力が白い肌を守っているようだ。

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