駅警備員考案の「ガムテープ書体」 作り方を紹介した本が発刊

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「すでにプロのデザインレベル」

   そんな「修悦体」の作り方が紹介された書籍「話題の新書体『修悦体』をマスターして ガムテープで文字を書こう!」が、世界文化社から2009年4月8日、発売される。価格は1500円。初版5000部を予定している。

   発売に際して、個人のブログでは、「満を持して、とうとうこのフォントを書くための本が出ました!(中略)でも、まさか本が出るまでになるとは!」とか、「そしてなんと、本まで出ます!(中略)習得したいところ。でもこの領域はマネのレベルじゃないですね。すでにプロのデザインレベル」などと、すでに注目されているようだ。

   発売元の世界文化社の編集担当者、道面和敬さんは、「『修悦体』の作り方が掲載されるのは、はじめてです。高校生が文化祭の立て看板を作ってみたり、『ガンバレ日本』と手作りしてみたり、居酒屋の店長がアルバイト募集の看板にしてみたりするのはどうでしょう」とアピールする。

   道面さんが実際に作ってみたところ、見本を見ながらやれば簡単にできるとのこと。費やす時間は4文字で1時間くらいだった。ちなみに、こんな裏話も明かす。

「実は、佐藤さんへは『修悦体』で看板や名刺のデザインをしてくれ、という問い合わせが友人知人からも、たくさん寄せられているみたいです。そんなわけで、知り合いに向けては、『この本をみて、自分で作ってほしい』という思いもあるようです(笑)」

   もっとも、佐藤さんは要望に対して丁寧に作る、サービス精神のある人なのだそうだ。書籍の発売時、都内の書店などでは、佐藤さん自身が作った「修悦体」の看板を出して目立たせていくと話している。

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