ページビューが低迷、経営が行き詰る
経営面では、バナーなどによる広告収入での運営を目指したが、「市民記者」が提供する記事の内容が「感想文」に近いオピニオン系の記事が多かったことからページビューが低迷、経営は行き詰まっていた。
前社長の元木昌彦氏が「日経ビジネス」08年10月20号の「敗軍の将、兵を語る」で明かしたところによると、08年6月末には、全社員を解雇してもいる。
08年7月には、オーマイニュースに出資しているソフトバンクの関連会社「アイティメディア」出身の小宮紳一氏を新社長に迎え、08年9月には「ニュース」の看板を下ろし、生活情報を中心としたサイト「オーマイライフ」として出直しを図った。
小宮氏は当時、J-CASTニュースに対して
「もっと読まれる、支持されるメディアにならないといけない」
「カテゴリーを明確化したことで広告が取りやすくなる」
などとして、従来のバナー広告の他にタイアップ広告に力を入れ、財務基盤を改善したい考えを明らかにしていたが、リニューアルからわずか7か月で閉鎖に追い込まれる結果に終わった。