4月名古屋版、5月広島版、6月に岡山版と愛媛版
フリーペーパーなので、かかるコストはすべて広告費でまかなわれている。不況でマス媒体の広告費が減っているなか、フリーペーパーも例外ではなく、電通が発表している08年の「日本の広告費」によると、08年1~12月の「フリーペーパー、フリーマガジン」は3.8%減。05年の推定開始以来はじめて前年を割った。
ところが、「美少女図鑑」は不況のあおりをあまり受けていないそうだ。
前出の小林さんは、
「広告費の6割を占めているヘアサロンやファッションビルは継続して広告を出してくれています。どんな広告でも載るわけではなく、お断りさせていただく場合もあります。そのため、美少女図鑑に載ることが、広告主にとってステイタスになっているんです」
と、胸を張る。
誌面で広告主を「協賛企業」として扱い、「一緒に誌面を作っている」感を出しているところも好評だ。
09年4月には名古屋版、5月に広島版、6月に岡山版と愛媛版、10月に神戸版を創刊する。そのほかの地域でも企画が進んでおり、47都道府県を制覇するのも時間の問題かもしれない。