車の窓に「注意!」のメモ 米国に硫化水素自殺が「上陸」?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「事件についての大部分は、ミステリーのまま」

   また、08年12月には、ジョージア州で、男性が車の中で息をしていないように見える状態で発見され、危険物処理班などが出動。車内には、黄色い物質が入ったバケツ2つが残され、窓には「注意」と書かれたメモが残されていた。男性が車内で物質を混ぜて有毒ガスを発生させ、自殺を図ったものと見られている。現地の報道によると、車内で発見された物質は「硫酸を含む化学物質の混合物」だという。前出のケースと同様、自殺の動機・薬剤の入手経路などは明らかになっていないが、いわゆる「硫化水素自殺」である可能性も高そうだ。

   国内の事例では、硫化水素を発生されるための薬剤として、一般的に手に入る製品の名前が指摘され、その製品が製造中止に追い込まれてもいる。まだ米国では、ネット上には同様の情報は拡散していない模様だ。そのため、前出のカリフォルニア州の事例でも、捜査当局では、

「事件についての大部分は、ミステリーのまま」

との見方をしている。

1 2
姉妹サイト