博多ラーメンチェーン戦争 絶好調一蘭が一風堂追い上げる

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「一風堂」ニューヨーク店は、かなり好調

   一方、首都圏で知名度が高い「一風堂」(力の源カンパニー)は追い上げられる形だ。売上高は67億円で、一蘭の1.5倍程度。ただ、前年比の増加率は6.5%で、一蘭の半分程度。純損益では、3億8000万円の赤字を計上してもいる。

   同社では売り上げの伸びについては、一蘭同様に

「店舗展開を進めたため」

と話す一方、赤字計上の理由については、

「当初は、のれん代の償却を10年かけて行うことになっていたが、会計方針が変わり、これを5年で行うことになったため」

と説明している。

   だが、ニューヨーク出店については、かなり好調な様子だ。08年3月の出店当初は、年間3億円の売り上げを目指していたのに対して、09年3月6日時点で4億5000万円を突破。来店者は20万人を超えたという。

   残る「ワイエスフード」の売上高は前年比2.9%減の41億円で、純利益は同44.6%減の7323万円。減収減益だ。同社は、有価証券報告書の中で、背景として、原材料価格の上昇や人員不足、競争の激化などを挙げている。また、投資有価証券評価損を計上したことなどが響いた模様だ。

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