村田修一選手のホームランに大喝采
もっとも、WBCで盛り上がっているのは選手やファンだけではない。関連商品もラインナップされている。オフィシャルスポンサーのアサヒビールはWBC限定日本代表デザイン缶ビールを、ミズノはレプリカユニホームを発売した。また、コナミのWii /PS2用ゲーム「実況 パワフルメジャーリーグ2009」には「WBCモード」が搭載されている。野球日本代表公式グッズの中には、「野球日本代表 まりもっこり 根付け」などもある。マクドナルドでも、クォーターパウンダー・チーズセットなどの対象セットを購入すると、「WBC 日本代表応援ファイル」をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。
そんな中、マクドナルド秋葉原ソフマップ店では3月5日、WBC東京ラウンド開幕に合わせて「WBC日本代表応援ショップ」をオープン。店内には前出の「応援ファイル」に掲載されている選手の肖像・応援メッセージを用いた飾り付け、WBC公式の関連グッズの展示もあった。
そして、この店舗の特徴は、50インチの大型テレビを据えたビューイングスペースを設置したことだ。さらに、この日は特別に「日本代表応援ファイル」を配布し、応援する時には「日本はヤる」「日本パワー解禁」などと書かれたファイルが掲げられていた。
ビューイングスペースの来店者は20代の若い男性客やカップル、仕事帰りのサラリーマンなどで選手のプレーにはまさに釘付けになっていた。ヒットが出れば顔の表情が一変してほころばせていたし、「よし」「やったー」という声がもれた。
得点したときには、思わず周囲のお客さんと乾杯するサラリーマンのお客さんもいたし、最前列で観戦していた男性は、選手がバッターボックスに入るときに檄を飛ばし、それぞれに試合を楽しんでいた。
もっとも、この日一番の盛り上がりは3回裏に起きた。先取点を加え、2死2塁の場面。5番打者の村田修一選手がレフトスタンドにホームランを打ち込んだとき、ビューイングスペースで観戦をしていたファンは、大きな拍手で村田選手をたたえていた。