地味な服にバッジをつけるだけで自分好みにできる
ハートや星といった定番のモチーフのほか、アイスクリーム、ショートケーキ、パフェといった若い女性に人気のスイーツ柄もある。ラメ、スパンコール、キラキラのストーンがついて、どれも凝った作りだ。価格は1つ50~180円。
ブローチやジッパーチャーム(ファスナーにつけるアクセサリーだが、携帯ストラップ、ネックレスなどにも応用できる)も、この2、3か月で売上げが伸びた。
客層は小学校高学年~中学生が中心だが、20、30歳代の女性も買っている。平均客単価は2000円。単価が安いのでまとめ買いする人が多い。
都内のビーズ販売店の店員は、
「アクセサリー用に売っているビーズを洋服に縫い付けたり、ボタンタイプのビーズをボタン代わりにしたり、とカスタマイズする人が増えています。オリジナルの図柄を考えて、デコ電に使うスワロフスキークリスタルをデニムやTシャツにつける人もいます」
という。
洋服をデコるのが得意だという女子大生は、こう話している。
「地味な服にバッジをつけるだけで自分好みにできるところが、気に入っている理由です。高校生の時にお金がなく、そんな中でもおしゃれをしたくて、バッジを集め始めました。今も気分次第でいろいろつけています」
ワッペンやバッジなら1000円くらいで買える。手持ちの服につけて楽しんでいるそうだ。