「09年3月期決算でも、りそながトップ」との観測
この結果、08年4~12月期決算の最終損益で6グループの首位に浮上したのは、4位が定位置だった、りそなホールディングス。りそなは03年の実質国有化後、本業に集中するため、価格変動リスクの大きい保有株の削減を急ピッチで進めてきた。他行に比べて保有株が少なく、業界では「09年3月期決算でもりそながトップかも」との観測も流れる。
株価の影響を抑えるには保有株の圧縮が必要だが、大手行幹部は「融資競争が激しく、株式の持ち合いから簡単には手を引けない」とライバル見合いであることを打ち明ける。ただ、株価低迷は続きそうで、業界では「横並びで株式の保有を禁止する新たなルールを検討することも考えないといけない」との「妙案」もまことしやかに語られている。