「楽メシ」系料理本08年末から相次いで出版
男性会社員が多く利用している有隣堂秋葉原店で、「おとなのねこまんま」をはじめ、ごはんを主役にした料理本が売れている。
「のっけめし」(竹書房)は、いろんな食材を使って和食、中華、洋食、エスニック風にアレンジした丼もの153レシピを紹介。「すぐ食べたい!!一膳ごはん」(成美堂)には卵かけごはん、お茶漬け、雑炊など155レシピが載っている。いずれも08年12月に発売された。
同店の売り場担当者は、こう語る。
「ごはんにちょっと手を加えるだけの『楽(らく)メシ』系の料理本が08年末から相次いで出版され、これまでに2000冊が売れました。新書タイプが多く、1000円前後という価格は料理本にしては安いので、男性にもお求めいただきやすいようです。08年には『おつまみ本』が流行りましたが、09年は『白いごはん系』がくる、と言われています。この手の本は今後、別の出版社からも出てくると思います」
家計を預かる主婦にとって、「ねこまんま」は節約メニューの王道だ。投稿サイト「クックパッド」には、いろいろなレシピが投稿されている。
○ おこげでねこまんま(投稿者キキkikiさん)
土釜でおこげごはんを2膳炊き、鰹節2つかみ、醤油大さじ1、塩少々を加えて、しゃもじでざっくりと混ぜる。
○ 洋風ねこまんま(投稿者りんタムのママさん)
冷やごはんを茶碗に盛り、千切りのキャベツ、鰹節をのせる。鰹節に醤油をかけて、その上にとろけるスライスチーズをのせる。ラップなしで電子レンジで加熱する(600Wで約2分)。
○ ねこまんまスペシャル(投稿者はるちゃん)
あたたかいごはんの上に、たっぷりの削り節、海苔、大根おろし、一口大に切った筋子をのせ、醤油を少量たらす。
冷蔵庫の残り物をあれやこれやと試行錯誤して、オリジナル「ねこまんま」を作ってみるのも楽しそうだ。