相麻いおりさん「泣きました」
ところが、「本人」や「事務所の者」の書き込みに不審点がいくつかあったことから、ネット上では、相麻いおりさんの「自殺未遂」に疑問符がついた。
まず、2ちゃんに書き込んだ「本人」と「事務所の者」のIDが同じだったことだ。また、「事務所の者」が家族から連絡があったと離れた場所にいることを示唆しながら、「本人」の携帯電話から書き込んでいたことだ。
いおりさんは、「自殺未遂」が書き込まれる直前の2009年2月26日朝、ブログ日記に「ネットの蛆の言う事なんて気にしないし、誹謗中傷が出る位当たり前」と書き込んでいた。また、その直後には、アイドルを目指すまでの半生をつづり、「目立つ事は好き」としたうえで、ネット上の募集を見てヌードモデルをしたことを告白していた。日記はここで、「次へ続く」のままになっている。
そんなアイドルが自殺しようとするのか。2ちゃんでは、いおりさんの安否を心配する声が相次いだものの、不自然な点がいくつもあることから、「自作自演」説も持ち上がった。
そして、結局は、「自殺未遂」はなかったようだ。いおりさんのDVDを制作したファミリーズの担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、こう説明する。
「2ちゃんねるで叩かれてストレスがたまっているのを妹が見て、『お姉ちゃん、やばくなる』と2ちゃんねるに抗議するため書いたと聞いています」
ブログのエントリーそのものは、すでに削除し、コメント欄も閉鎖した。いおりさんの自作自演説や話題作りについては、「ないと思います」と否定している。
もっとも、いおりさんも、2ちゃんでの心ない中傷に傷ついているようだ。25日の日記では、「☆2ちゃんねる☆」のタイトルで、相次ぐ書き込みに対し、「凄いですね 避難ゴーゴーです… アハハ」と書き込んでいた。また、26日朝には、励ましの声に感謝しながらも、「2ちゃんを見てると、そう言って応援して下さってる方の存在を全否定されてるようで、悲しくなります。泣きたくなります。というか、泣きました」とつづっている。
ファミリーズの担当者によると、いおりさんは中傷騒ぎで体調を壊し、食事もほとんどのどを通らない状態だという。