スポーツ紙に「無謀」とまでいわれた 曙の東京マラソン挑戦

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「現時点での見通しは『ミッション・インポッシブル』」

   それでも曙選手は2月9日から本格的なトレーニングを続けているといい、連日、ブログでも練習の様子を紹介している。

「毎日練習をしていて、調子もバッチリですよ!この挑戦を受けた理由の一つは、体形をもとに戻すためです。練習は厳しいけど、楽しんでやってますよ。」(2月13日)
「サポートはすべて整っているので、あとは自分次第!!」(2月16日)
「朝から順調にトレーニングをして来ました。ちょっと凝りや筋肉痛もあるけど、頑張って続けて行きます。」(2月17日)

   これらの文章からすると、「練習は至って順調」にも見えるが、2月25日にスポーツ各紙に練習の様子が公開され、見通しは必ずしも明るくないことが明らかになったのだ。曙選手は、この日から千葉県内で合宿に臨んでいるのだが、古傷のひざを痛めて動けなくなるというアクシデントに見舞われたのだ。この様子を、各紙は

「現時点での見通しは『ミッション・インポッシブル』」(スポーツ報知)
「このままでは無謀かつ危険な挑戦で終わりそう」(東京中日スポーツ)
「常識的には無謀な挑戦」(デイリースポーツ)

などと酷評。東京マラソンはスタートから7時間以内にゴールしなければならないという時間制限があり、平均時速6キロ程度で移動しなければ完走は出来ない計算だ。一般的には、成人男性が歩く速度は時速4~5キロだとされており、完走のためには、「早歩き」の状態を7時間続ける必要がある。現在の曙選手の状態では無理なことははっきりしている。

   それでも曙選手は、この日の様子をブログで

「歩いて、歩いて、歩いて、まだ歩くのかってくらい歩いてばっかりです。大変だけど、今の僕には必要なんだ。これまでは何キロまで持ち上げながら動けるかって練習で、約200kgのベンチプレスをしたりと面白かったんだけど、今はどのくらい長く動いていられるかっていう練習をしているんだ。全力を尽くして頑張るよ!」

と振り返り、「やる気満々」を訴えている。

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