規制法で逆にストーカーが増えた?
「ネットストーカー」は、相手の行動を監視しているかのようなメールを送ったり、掲示板に書き込むなどの迷惑行為を指す。99年に「ストーカー規制法」が公布されて以後、ストーカー行為がしにくくなったせいなのか、逆にネットを使ったストーカー行為が頻繁に起こなわれるようになったようだ。ストーカー犯罪などに詳しい河原崎弘弁護士は、
「今回のケースは名誉毀損に当たり法的処置が執れる」
と説明する。有名人の場合、似たような騒動が起こることが多く、仮に事実無根の内容がしつこく書かれた場合は、それが事実と違うことをファンや芸能界関係者に伝えるため、池澤さんのように自身のサイトで掲示することが大切だという。また、一般の女性が「ネットストーカー」に遭わないためには、自分が特定できないようにハンドルネームやブログなどの仕様を工夫するのも効果的だ。被害にあった場合は「ネットストーカー」行為の証拠を集め、警察や弁護士に相談するのがいいという。また、弁護士に相談し告訴状を作ると警察に捜査義務が生じるので、解決が早くなる可能性が高くなると話している。