釈由美子 10万人に1人の難病にかかった?

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   女優の釈由美子さんが2009年2月22日、難病の「ギラン・バレー症候群」にかかったとブログで明かした。10万人に1人か2人という珍しい病気だが、釈さんの場合はごく軽度で、医者から「1週間ほどで完治する」と言われたという。その後ブログを削除し、「心配しないで」という短いものに書き換えている。

手足がしびれ、全身が動かなくなった

   ブログによると、釈さんは高熱と腸炎を伴う風邪をひき、症状がおさまったと思ったころに、手足がしびれ「金縛り」のように全身が動かなくなってしまった。マネージャーを呼んで病院に連れて行ってもらったところ、医師から「ギラン・バレー症候群ですね」と診断されたという。

   ギラン・バレー症候群は、運動神経の障害のため、急に手や足に力が入らなくなる病気。人口10万人あたり年間約1〜2人がかかるといわれる難病で、国の難治性疾患克服研究事業の対象となっている。

   難病情報センターのホームページによると、風邪をひいた後などに発症することが多い病気で、手足が動かせなくなるほか、顔面の筋肉にも力が入らなくなって、呂律が回らなくなったり食事が困難になったりすることがある。多くの場合は1年以内にほぼ完治するが、障害が残る人も2割ほどいるという。

「ごく軽度なので 今はだいぶよくなりました」

   釈さんはブログで

「小さいおっさんに まち針で チクチクつつかれている感じです」

と症状を報告しつつ、

「私の場合は処置が早く、ごく軽度なので 今はだいぶよくなりました
 もう日常生活に支障はないですよ。どうか心配しないでくださいね」

とファンに呼びかけた。担当医からは「1週間もすれば完治する」と言われたとのことで、

「2、3日ゆっくり安静にして 仕事が始まったら 気合いでがんばります」

と記した。

   しかし、ギラン・バレー症候群について報告したブログ記事は22日14時ごろ、削除された。かわりに「心配しないでね」という記事がアップされ、

「もぅ大丈夫ですよ。風邪も体調も、万全に戻って普段通り、元気にやっています」

などと、簡単に病状回復を報告する文面に切り替わった。削除の理由は明らかでないが、釈さんが少しおおげさに書きすぎてしまったということかもしれない。

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