酒で失敗「反省」繰り返す人 「専門家に相談」が重要

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   G7(主要7か国財務相・中央銀行総裁会議)後の記者会見で、「泥酔」疑惑が浮上していた中川昭一財務相は2009年2月17日、首相に辞表を提出した。中川氏は、これまで飲酒についての「前科」は数多く、「反省の弁」を繰り返してもいる。このような場合、周囲の人は、どのように対応すれば良いのだろうか。

中川氏「今まで、色々あって。前科があるから」

   中川氏は2月16日、夕刊フジに対して

「すべてを話そう。まず、ローマ行きの飛行機で寝る前にジントニックを3、4杯飲んだ。13日夜、G7メンバーとの夕食会では赤と白のワインを1杯ずつ。その後、(時差ボケ解消もあり)就寝前に打ち合わせをしながらジントニックを2、3杯を飲んだ」

と明かしている。しかし、

「ただ、G7本会合があった14日は昼食に出たワインを口に含んだだけ。記者会見前には絶対に飲んでいない」

と、従来の「会見での泥酔疑惑」については、改めて否定した。

   ただ、中川氏の飲酒にまつわるトラブルは、今日に始まった話ではないだけに、「会見での泥酔疑惑」は消えたわけではないというのも事実だ。

   「夕刊フジ」のインタビューでも、中川氏は

「今まで、色々あって。前科があるから…。それは反省している」

と反省の弁を述べているのだが、中川氏は08年11月、天皇皇后両陛下主催の晩餐会に出席した直後、皇居の廊下で酔って「帰る!」などと大声を出したことを週刊新潮(08年12月4日号)に報じられてもいる。そのときも、中川氏は同誌の取材に対して

「まぁ、お酒が入っていましたから、『帰る』と大声で言ったかもしれません。言ったような気がします。はい、大声で。殿中ですよね…。酔ってるな、という自覚はあったんですが」

と事実を認めた上で、

「場所が場所だけに…失態をしてしまいました。お酒が悪い。本当にお酒が悪い。女房をはじめ、迷惑をかけちゃう。お酒は控えようと思っています」

と、また反省の弁を述べている。ところが、その1か月半前の週刊朝日(08年10月24日号)でも、地元選挙区(北海道11区)で「酒癖の悪さ」が評判になっていることが報じられており、地元市議は記事中で

「(中川氏が)『禁酒』を宣言したのもつかの間、いまは『自粛』だそうです」

と明かしている。つまり、「泥酔する→トラブルを起こす→反省して『禁酒宣言』→やっぱり『飲酒再開』」というサイクルを繰り返している様子なのだ。このような状況から、永田町の関係者からは「アルコールに依存気味なのでは」との声が絶えないのも事実だ。

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