「撮られる」から「撮る」へ 「一眼レフ」女子増殖中!

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「自分で撮って、ブログに載せたい」

   一眼レフカメラの人気にともなって、女性を対象にしたカメラ雑誌も売り出されている。そのうちのひとつ、宝島社では、カメラ雑誌「LOVEカメラ」を05年8月の創刊以来、年2~3回のペースで刊行している。

   同誌編集者の西山千香子さんによると、「おしゃれな写真を自分でも撮って、ブログに載せたい」という女性読者が多いそうで、同誌は写真撮影の「お手本」としても使われるという。

「読者の皆さんは、被写体の選び方や撮影時間、光の使い方、構図のとり方などを真似するところから入り、だんだん自分らしいポイントを見つけていくようです」

   ところで、なぜ女性がこれほど一眼レフカメラにはまっているのか。西山さんによると、以前から写真に興味のある女性は多かった、とした上で次のように話す。

「昔から写真展などに足を運ぶ女性は結構いました。ただ、以前は『撮られる』とか『見る』ことが主でした。しかし、デジタルカメラやブログにより、『見る』ことから『撮る』ことに興味が変わってきたのではと思います。これにより、女性の写真に対する関わり方を変えたのではないでしょうか」

   多くの場合、コンパクトタイプのデジタルカメラからデビューし、その後、一眼レフカメラへと進んでいく。のめり込むに従って、「作品と呼べる1枚を撮りたい!」と意気込む人も多いとか。いずれにしろ、デジタル一眼レフの軽量化や購入しやすい価格となったことから、さらにブームが加速するのでは、と西山さんは見ている。

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