採用見合わせも広がる
一方、全日本空輸も2010年新卒採用数を減らす。総合職は09年より約4割少ない85人程度。内訳は事務職40人、技術職45人。運航乗務員訓練生(自社養成パイロット)も1割減って45人程度。ただ、客室乗務員(契約社員)は47人増の250人を採用する。
新卒採用をやめるところも出てきた。
08年10月に日本ビクターとケンウッドが経営統合したJVC・ケンウッド・ホールディングスは2010年春の新卒採用を見送る。ビクターが新卒採用を見送るのは過去10年間で初めてで、ケンウッドも7年ぶりとなる。09年春入社予定の約70人は予定通り採用する。
パイオニアはホームページで、新卒採用に向けたエントリーを08年10月1日から受付けていたが、「中断する」と09年1月16日に発表している。
ニッポン放送、日本板硝子なども採用を見合わせることが決まっており、幅広い業種に広がっているようだ。