中国経済「回復の兆し」説  どこまで本物だろうか

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   2009年の中国の仕事始めは、2月2日からだ。春節休みの期間中に、スーパーはどこもかしこも買い物客でごった返し、車も、毎日鳴らしている爆竹と同様、爆発的に売れていた。電力発電量が08年10月、11月のマイナスから12月は増加に転じたこともあり、経済回復の兆しもごくわずか出てきたように見える。

倍増している自動車販売量

   2月1日、春節休みの最後の一日。北京郊外に自動車販売店が300社近くが集まった北京アジア運動村自動車市場。中に入ると、親類もいっしょに自動車を選ぶ客があっちこっちで見られた。ディーラーの周りに数人が囲んで、いろいろやり取りをする。1.6リットルの車を売る、ある日系メーカーの王というディーラーは、J-CASTの取材に、

「昨年同期よりは倍以上の量をこの春節期間中にさばいた。1月20日から今年いっぱいまで1.6リットル以下の車に対して、車両購入税が免除されるので、それでお客さんが殺到したと思います」

と早口で話した。

   08年の販売は平均月に30台ぐらい。「09年の1月だけでも70台以上は売れた」(王ディーラー)。国の政策で1.6リットル以下の車を購入する際、購入税は1月20日から免除されるようになり、車の値段が一挙に5%安くなった。

   アジア運動村では一日200台前後の販売量だったが、今は600-700台となっている。全部1.6リットル以下の車ではなく、車自体はスムーズに売れている。「2009年に中国の車販売量は、8%増と見込みで、2008年の5.21%増よりは高いはず」と自動車関係者は見る。

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