気象庁は2009年2月2日午前1時51分ごろ、浅間山で小規模の噴火が起きたと発表した。噴煙の高さは約2000メートルに達し、噴石が約1キロメートルまで飛散したのが確認された。浅間山では1日に、火口から4キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が近づいていると予想され、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル3(入山規制)へ引き上げられていた。浅間山が噴火警戒レベル3に引き上げられたのは07年の5段階導入後初めてのことで、気象庁は今後も噴火警戒レベル3を継続するとしている。
また、鹿児島県の櫻島では1日から2日午前8時までに昭和火口で爆発的な噴火が8回観測された。気象庁は桜島の噴火警戒レベルを2から3へ引き上げることを発表した。気象庁では、桜島の噴火活動が今後活性化する恐れがあると見ており、火口から2キロメートル程度の範囲で噴石及び火砕流に対する警戒が必要としている。