「解散」してもいずれ復活、なら同じこと
確かに、サザンと違って、2009年にデュオとしてのコンサートをする動きは見られない。また、公式サイトでは、チャゲアスの2人は、「発表に至るまでの過程で、解散を含んだ話し合いが行われていたことは事実」と認めている。さらに、こうも告白するのだ。
「一度は、CHAGE and ASKAとしての次の約束が出来ないのであればグループを解散し、CHAGE、ASKAとして活動していく、という決定がなされました」
それほどの亀裂があるのなら、サザンと違って、もはやデュオとしての復活はないのだろうか。
活動休止の決定は、サザンと同様、デビュー30周年の節目に行われた。公式サイトによると、この数年間、2人はこれからの活動について、話し合いを重ねてきたという。30周年の節目に、活動をどのようにするかはっきりさせたかったのかもしれない。
節目の時期での報道に対して、うがった見方もされたらしく、サイトでは、「発表の前に望まない形での報道がなされ、あたかも、2月に発売されるベストアルバムのプロモーションであるかのように受け取られたことは、とても残念」と漏らしている。
もっとも、「解散」しても、一日限りの復活といったケースもよく見られる。一度解散した女性4人組グループ「SPEED」に至っては、08年になって完全復活を遂げた。そう考えれば、「無期限活動休止」も「解散」も同じものと言えなくもない。