「麻生首相が土足で土俵」批判 デーモン閣下の「勇み足」

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   大相撲のコメンテーターとしても知られる歌手の「デーモン小暮閣下」が、ブログで麻生首相を「土足で土俵に上がったことはゆゆしき問題である」と非難した。2009年1月25日に行われた表彰式でのことだ。麻生首相が映っているその画像を見直してみると、確かに黒い革靴のようにも見える。しかし、これは閣下の勇み足だったようで、ブログは既に削除されている。

「かつて目にしたことのないこと」が起こった

   大相撲の千秋楽は、横綱朝青龍が1敗で並んだ横綱白鵬との優勝決定戦を寄り切りで制し、5場所ぶり23度目の復活優勝を遂げた。表彰式が行われた土俵には麻生首相が登場、

「数々の試練を乗り越えての優勝。やっぱり横綱は、強くなくっちゃ!」

と朝青龍の優勝を讃えた。

   この場面を見た「デーモン小暮閣下」は、09年1月26日付けのブログで、日本の文化や伝統の継承が各所で問われているのに、かつて目にしたことのないことが起こった、とし、

「大相撲の表彰式にて、内閣総理大臣が『土足で』土俵に上がった」

と書いた。

   デーモン閣下によれば、表彰式では雪駄履きの場合を除き、靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるのが通常で、首相も靴で上がっていいのか、という躊躇や疑問をもって当然だ、そうだ。

「そういうところに気がまわらないのも、今の支持率につながっているのではないか?」

   さらに、日本人が日本の文化を学んでいないのに、外国力士の不勉強を問えるのだろうか、と疑問を投げかけ、

「だめだこりゃ、日本の未来は。と、言いたい」

と結んだ。

   「土足騒動」といえば、横綱白鳳から招待されたロックバンド「XJapan」のリーダーYOSHIKIさんが、08年9月28日、ブーツのままで両国国技館の「あがり座敷」を歩いてしまい、大相撲関係者から「畳の上だぞ、靴を脱げ!!」と怒鳴られることがあった。

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