「泣ける」と話題のソニー動画 娘の成長を「親」として体験

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   四つん這いの赤ちゃんが、笛を吹く小学生になり、やがて恋をして…。こんな娘の成長過程の撮影を疑似体験できるソニー・ハンディカムの動画サイトが話題だ。「これはヤバい」「泣ける」と反響を呼ぶその凄さとは。

「親の琴線スイッチ押しまくり」

ソニー動画の1シーン
ソニー動画の1シーン
「どんだけすごいのかねえ・・・と思い見てみると、た、確かにこれはすごい!僕はまだ子どもがいませんが、これは間違いなく子どもを持つ親の琴線スイッチ押しまくりです」

   こう自らのブログに書き込んだのは、マーケティング会社経営の池田紀行さん。ソニーは2009年1月15日、ビデオカメラ「ハンディカム」の新機種を発表したのに合わせ、そのサイト「Cam with me」を開設した。サイトでは、娘の成長過程の撮影を疑似体験できる動画が見られるようになっており、マーケティング専門家から見ても中身が凄いというのだ。池田さんは、そのPR効果を「高橋名人のAボタン連打かケンシロウの北斗百裂拳くらいの威力だと思う」と表現する。

   このソニー動画は、ブログやコメントの書き込みなどで反響が広がっている。

「何故か最後、一人でモニター見つめて泣いてしまったw」
「3歳の愛娘がいる親としては、めちゃくちゃインサイトつかんでいて、やばい、です。。。」

   ソニーの広報センターでは、動画を企画した意図について、「子どもの成長をハイビジョンのきれいな動画で残すことの大切さや感動、よさを広く訴えたかった」と説明する。

   当初からネットでの口コミ効果を狙っていたとみられ、自由にブログに貼り付けられるよう、動画のコードを公開している。広報センターでは、数字は明らかにできないとしながらも、「動画サイトへのアクセスは、好調に推移しています」と話す。

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