野副社長は社員の愛社精神に火を付けたかった?
富士通広報はJ-CASTニュースの取材に対し、確かに不況で厳しい状況が続きパソコンも携帯電話も前年の売上げを下回る予想を立てているが、メディアが報じている、売上げ回復のための「苦肉の策」とは違う、と説明する。社長からのメールと報じられているのは、月に数回社員宛に配信している社長の「メールマガジン」で、09年1月13日に出されたもの。「自社製品購入」の件は、様々な記事が掲載されている中の一文にすぎないのだそうだ。また、自社製品の社内販売キャンペーンは昔からあり、特に新しいものではない、としている。ただし、社長直々に購入を呼びかけるのは異例のこと。
「野副社長は社員の愛社精神に火を付け、共にこの不況を乗り切ろう、というメッセージを出したのでしょう。購入を呼びかけたからといって強制ではありませんし、買うか買わないかは社員の自由なんです」