日本マネるキャラ「韓国侮辱」? アニメ「ヘタリア」中止の真相

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放送局「自分たちの判断で中止」

   ヘタリアでは、確かに、「韓国」を独特の個性に描いてはいる。とはいえ、それはイタリアなどほかのキャラクターも同じだ。2ちゃんねるでは、「怒っていいのはイタリアだろw」などと不思議がる書き込みが見られるほどだ。

   例えば、「韓国」は、ボーイズラブ風の美少年に描かれ、日丸屋さんのサイトでは、「普段はだぜ!口調だけど、目上の人を大事にする習慣のため目上の人には一応敬語を使っている」などと紹介されている。「インターネットとゲーム大好き」という、ごく普通の少年でもある。

   日丸屋さんは、サイトについて、「とにかく土地が好きすぎる作者のサイトなのでマニアックすぎる地方ネタや時事ネタや古いネット発ネタ、時折男同士がイチョイチョしてるネタが多くありますが苦手な人はやめておいたほうが無難です。苦手だが読みつくせるという強者の方は頑張ってみてください」と断り書きも入れてある。

   韓国のネットユーザーが怒ったとすれば、こうした情報が翻訳されず、一部の情報が一人歩きした面もあるらしい。

   キッズステーションでは、2月まで5分のアニメを6回放送予定だったが、広報担当者は、「放送予定は全話の一部で、ここでは『韓国』のキャラクターは登場していません」と話す。それでも、放送中止を決めたのは、やはり韓国から抗議があったためなのか。

   これに対し、広報担当者は、「そういう状況は認識していますが、その影響あるなしではなく、自分たちの判断で中止したということです」とだけ説明する。「理由は、この件以外でも公表していません。いろいろな観点で勘案した結果です」とも話す。脅迫があったという情報もあるが、「様々な声には、真摯に耳を傾けています。具体的にどこまで指してそう言うのかということはあります」と明言を避けている。今後はもう6回分を放送しないといい、ヘタリア製作委員会が手がけたアニメ全話の放送をどうするかも決まっていないという。

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